日本全国の共働き・子育て中のご家庭の共通のお悩み事項と言えば…
夫婦間での『家事・育児の不平等感』ではないでしょうか？
この悩みを持っていないご家庭なんて存在しない。大なり小なり、どのご家庭でもこの悩みを抱えていらっしゃるのではないかなーと思います。
もちろん我が家も例外ではなく、ずーーーーーっと『家事・育児の不平等感解消』問題に振り回されてきました。
そしてこの『家事・育児の不平等感』を持っているのは、多くのご家庭においてママの方ではないでしょうか？さらに、この不平等感を持つ妻に対してモヤモヤした気持ちを持っているのはパパの方ではないでしょうか？（世の中のママに怒られそうですが、僕がそうでした。）
我々夫婦のすれ違った主張を考察してみる
僕たち夫婦の各主張は一貫してこうです
妻：『男性と同じように働いているのに、どうして女性の私の方が仕事を我慢して多くの家事をするの？』
僕：『何となく職場の雰囲気が…男ってだけで、仕事を断って定時であがりにくいし…それ仕方ないんじゃない？』
活字にすると、男性側の勝手な主張に世の中の全ての女性に怒られそうですw。ですが、多分、世の中の大多数の男性がそう思っていると思いますし、そして『男だから帰りにくい』ってのは事実だと思います。（もちろん職種や職場によってはその雰囲気の大小はあるとは思いますが…）
世の中『男女平等』です。これはもう当たり前であり、男女問わず、これに関しては異論はないのではないでしょうか。
だがしかし、世の中男女平等だと言いつつも、やっぱり完全ではないですよね。その一つに、『専業主夫』ってちょっと好奇な目で見られると思いませんか？
専業主婦が”主婦ブログ”を書いても特に目立つことはないけど、専業主夫が”主夫ブログ”を書いたら目立ちそう… そんな感覚、みなさんないですか？
これって、専業主婦＝普通 専業主夫＝めずらしい という先入観があるからだと思うのです。それが良いとか悪いとかは置いといて、でもこの先入観って事実だと思うのです。つまり心のどこかで、『男性は外で働くものである』という先入観が多くの人にあるって事だと思うのです。
つまり、男女平等と言いつつも、心のどこかで、『男性は外で働くものである』という先入観が残っている。だから、僕たち夫婦のような主張のズレが生じてしまう。
なので、『どちらかが悪いとかそういう事ではなく、このすれ違いは、今の社会では仕方がない。』と、そういう結論に辿り着きました。 本当にありがとうございました。・・・めでたしめでたし・・・という訳にはいきませんw
今の日本って、完全な男女平等ってまだ完成していません。これは僕たち夫婦だけで変えられる問題ではございません。ではどうすれば、このすれ違いを解消できるのか。二人で様々試しました。その中で、うまくいった方法の一つが、以前紹介したジョブローテーションシステムです。（過去記事はこちら）
そして本日紹介するのは、もう一つの仕組み『罰金システム』です。このジョブローテションシステムと、罰金システム、両方揃うことで、家庭内に平和が訪れました。
罰金システムのスタート
きっかけは、あるドラマでした。
そのドラマでは、『主婦の労働力を計算すると…』といい、家事をお金に換算していました。
ベビーシッターとか、家事代行サービスとか正にその発想ですよね。
これだ！！という事で、我が家に罰金システムが爆誕しましたw。ルールは以下です。
- 妻も僕も家には18時に帰ってくる。（ただし、家事の分担曜日によって19時帰宅OKの日がお互い週に２日あります）
- 18時を過ぎた場合、１時間につき2000円相手に支払う。
- 3時間以上過ぎる場合は、5000円を上限とする。
- 休日に仕事をする場合は、半日3000円、1日5000円とする。
これ、人に話すとドン引きされます。『え…!?二人の関係大丈夫？愛情あるのそれ？』みたいな感じで言われるのが多いです。
ですが、この仕組み、本当におすすめです。相手が飲み会に行っちゃって、『また〜！？今週も〜！？』みたいになっても、『まぁお金もらっているし良いか』となります。これ、本当に精神的に大きな救いになります。その他素晴らしい点をまとめると、こんな感じです。
- 支払った額と受け取った額の差額でどれだけ家事が偏っているのか可視化できる。
- どうしても生じる偏りは、お金をペイすることで埋め合わせになる。
- 基本的にお金は払いたくないので、家に帰ってくるようになるw
素晴らしい点は他にも色々ありますが、気をつけなければいけない点もあります。それは、
- お金を払えば、家事をしなくても良いでしょ？というスタンスにはならないようにする
- １分くらいの遅刻なら払わなくても良いよね〜みたいな緩みはNG
この二つはとても大切です。例えば…
『５分家に着くの遅くなっちゃうから２千円か〜どうせ２千円払うなら少し寄り道して帰るかな〜』
こんな事はしないようにしています。５分帰るのが遅くなったら、２千円は払います。でもちゃんと18時５分には家に着くように帰ります。これ、本当に大切です。この誠実な行動を夫婦で続ける事で、信頼貯金は貯まると思います。
最後にー平等って難しい。
家事の平等って、本当に難しいと思います。
そもそも何を持って平等って言うのかすら、ぼんやりしている気がします。
ですが、だからこそ、夫婦間の平等感ってしっかり共通認識を持っていないと、簡単にすれ違ってしまいます。
その上で、どれだけ偏っているのかを可視化すること。
その偏りをどのように埋め合わせするのかを明確にすること。
ここを解消すると、家庭の平和が訪れるのかなと考えている今日この頃です。
毎日が、とってもとっても忙しいですよね。
家庭の平和を保つためには、夫婦がお互いに理解し合い、工夫を凝らしながら協力し合うことが不可欠です。我が家の「罰金システム」や「ジョブローテーションシステム」はその一例に過ぎませんが、同じような悩みを抱えるご家庭の参考になれば幸いです。
これからも、仕事・家事・育児のバランスを見直しながら、家族みんなが幸せに暮らせる方法を探していきましょう。一緒に頑張りましょう！
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